API連携してSTREAM DECKでSlackのステータスをボタンひとつで変更するよ
こんなタイトルの記事を自分で書ける日が来ようとは…うっ…涙(IT業界未経験中途採用アラフォーマーケター)(基本全部エンジニアに教えてもらった)。
さて、グッドローカルで鋭意活用中のストリームデッキです。
今回は社内でよく使う「Slack(スラック)」のステータス変更を、ストリームデッキに設定してみたいと思います。
※ストリームデッキって?という方はこちらの記事をご覧ください。
グッドローカル流?STREAM DECKの使い方
目次
経緯、やりたいことと手順
Slack Statusの入手(STREAM DECKのマーケットプレイス)
Slack APIの取得(Slack APIのサイト)
STREAM DECKの設定(STREAM DECKのアプリ)
Slack APIを使ってストリームデッキをもっと快適に使おう
1. 経緯、やりたいことと手順
弊社では社内のやりとりにSlack(スラック)を利用しています。
席をはずす際にはステータスを変更するのですが、頻繁にステータスを変更するとなると、ちょっとした手間が煩雑になっていました。
そこで、あらかじめ登録したステータスを
ボタンポチ、で「🍚」(ご飯休憩)とか「☕️」(休憩)とか表示できるようにしたい
と考えました。
やりたいこと
Slackのステータスをボタン一つで変更する
設定したいステータス
・🍚
・☕️
・🚗
・clear(設定したステータスを何もない状態に戻す)
手順
マーケットプレイスで「Slack Status」を手にいれる
Slack APIでappを作成し、0Authトークンをゲット
Stream Deckで設定
完成!
わかる方にはこれでわかるんだと思いますが、使い始めの方とか、APIってどんなすごい魔法が使えるんですか??みたいな勘違いを起こしている私のような圧倒的初心者にはちょっと不親切かと思いますので、順番に説明したいと思います。
ボタンポチ、という操作に対してえらく複雑な設定だね、、、という向きもあるかと思いますので、そういう方にできるようなショートカットでの設定などもありますのでまた別途。
2. Slack Statusの入手(Stream Deckのマーケットプレイス)
何はともあれ、まずはスラックのステータスを設定するためのベースを準備します。
ストリームデッキのマーケットプレイスで、ステータス変更用のプラグインを入手しましょう。
マーケットプレイスに行ったら検索窓で「Slack Status」と入力。
Slackだけ打っても検索候補に出てきます。これをクリック。
「GET」をクリックしてゲットします。
入手すると、ストリームデッキのアプリ上でSlack Statusの表示がされます。
続いて、ボタンの準備です。
空いているスロットにフォルダを作成します。
ここにいろんなステータスボタンを作ります。
フォルダに入って、右側からアイコンをドラッグ&ドロップして持ってきます。
この辺は他のボタン設定と同じです。
ボタンの設定欄の一番下に、「How to get the slack token?」というリンクがありますのでクリックしてリンク先を開きます。
以下のページが開きます。
ellreka/streamdeck-slack-status「How to get the slack token?」
3. Slack APIの取得(Slack APIのサイト)
リンク先のサイト(このプラグインの開発者のgithubです)に行くと、手順が英語で書いてあります。
基本ここに書いてある通りにやればできます。
が私のような以下略には大変だと思いますので順に説明します。
「App」というところをクリックして、Slack APIのサイトを開きます。
右上にある緑のボタン「Create New App」をクリック。
次の画面で「From scratch」をクリック。
「Name app & choose workspace」という画面になるので、
Appの名前をわかりやすく「Stream Deck Status」とか入れてあげます。
ワークスペースは自分が普段使ってるところを選んでください。
で「Create App」をクリック。
これで自分のワークスペースに対して働きかけられるappができました!
次に、パーミッションを取得します。
「OAuth&Permissions」をクリック。
下の方へスクロールして、「Add an OAuth Scope」をクリック。
パーミッションの種類を選んでいきます。
まずは「users.profile:write」を選択。
次に「users:write」も選びます。
(パーミッションの種類は、APIを使って何をしたいかによって変わります。)
選んだら、ページの上まで戻って「Install to Workspace」をクリック。
確認画面が出てきますので「許可する」をクリック。
すると、同じく「OAuth&Permissions」のページに「User OAuth Token」というのが出現します。
おめでとうございます!これが欲しかったやつです。
この文字列をコピー。
ストリームデッキのアプリへ戻り、先ほどのボタン設定画面の、「API Token」というところにペースト。
これで、スラックのAPIが使えるようになりました。
4. Stream Deckの設定(Stream Deckのアプリ)
あとは、自分が設定したいステータスをザクザク入れていきましょう。
いくつも作りたいと思うので、そういう時はAPI Tokenを入れたボタンを複製すると楽。
さて、スラックではどんな感じになるのかというと、、、
さっき設定したボタンをポチッとすると、ちゃんと自分の名前の横にステータス絵文字が出てきました!!やったー!!!大勝利!!!
設定したステータスですが、「Status Expiration」で時間を入れている場合は時間が来るとステータスが消えます。
特に設定していない、または自分で好きなタイミングでステータスを消したいという時は「Clear」ボタンがあらかじめ用意されているので、入れておくと便利。
「Clear Slack Status」をボタンに入れて、さっき作成したトークンをコピペして入れるだけです!簡単!
!注意!
APIトークンはプログラムに直接干渉できるものになるため、人に知られないようにしましょう。簡単な作業しかできないものであっても、流出するとクリティカルな事態(そもそもAPIトークンが漏れた時点で情報流出になります)に及ぶ危険があります。取り扱いには十分ご注意ください。
5. Slack APIを使ってストリームデッキをもっと快適に使おう
今回はAPIを取得し、それを利用することでスラックのステータスをボタンひとつで変更できるようになった…はず…!
もちろん、APIを取得しなくても、アプリを開いたり、ステータスを変更したりすることは可能です。
(例えばステータスの変更についてはショートカットを登録する方法もあります。)
アプリによって得意なやり方が異なるので、色々試してみてください。私たちもまだまだ模索中です。
ちなみにAPIを取得しておくと何が便利かというと、アプリのウィンドウが一番手前になくても、ステータスボタンを押せば、ステータスを変更できるというところです。
これが地味に便利。いちいちウィンドウが入れ替わらないので。
色々な用途がありとっても魅力的なストリームデッキ!
お役に立てましたら幸いです。
こういう使い方ってどうやるの?みたいなのが気になったら、Xなどでコメントください〜。
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